会社に不満があると「転職しようかな」とは思うものの、なかなやる気が出ないですよね。
気持ちはすごく分かります。
私もいずれは転職しようと思いながら実際の行動に移すまで2年かかりました。
今回は転職したい気持ちを行動に移せない人に足りないこと、どうすれば転職活動を始められるかをまとめてみました。
転職活動の一番のやる気の源はハングリー精神
転職活動のやる気が出ない、持続しないということは、ハングリー精神が足りていません。
今の会社で満足している部分に頼ってしまっており、絶対に今の会社を辞めたいという思いが弱いのが原因です。
簡単に言えば、今の会社を辞めるデメリットと、新しい会社に入るメリットを天秤にかけたときに、今の会社を辞めるデメリットの方が大きい状態です。
基本的に、人間が行動せざるを得ない状況は「~したい」という願望よりも、「~したくない」という不満の方が強い傾向にあります。
試験に落ちたくないとか、あの人とはもう関わりたくないとか、究極的には死にたくないとか。
行動に移すことに対して面倒くさいと思ってしまう気持ちは誰しも持っています。実際に行動する人としない人の差はというと「絶対に○○したくない」という強い思いです。
私の場合、人間関係と給料面で不満があってなかなか行動に移せなかったのですが、不満が蓄積されて一定のところに到達した時点で、重い腰をあげることになりました。
正直、遅かったなと思います。
もう少し年齢的に若い段階で転職していたら、もっと他の分野も視野に入れて転職活動をすることができたんじゃないかと。
転職後に身の回りの状況が好転するかどうかは確実ではないので、将来の姿が具体的に描けないことから、どうしても今の会社から抜け出すデメリットの方が大きくなるかもしれません。
今考えると現状に満足していた自分がいたように思います。
なんで転職したいと考えたのかを思い出す
自分の内に秘めているハングリー精神を呼び起こすには、なぜ自分が転職したいと思ったのかを思い出して行動するエネルギーに変える必要があります。
絶対にやりたくない仕事がある、とか
今後一切関わりたくない人間がいる、とか
二度とこんな不便な土地で働きたくない、とか
もう貧乏な暮らしはしたくない、など。
今あなたが会社に対して不満に思うことは何ですか?本当に今の状況でいいですか?
年齢が30歳を超えてくると転職の難易度は徐々に上がっていきます。小さかった不満がピークに達して「もう仕事をやってられない」という状況になった時、40歳を超えていたら転職はもう手遅れかもしれません。
会社に対して改善の行動を起こしたら本当に変わったという話もたまに聞きますが、かなりのレアケースです。実際には個人の声が会社の仕組みに反映されることは経験上ほとんどありません。
自分は何に不満を持って転職したいと思っているのか。
年齢を重ねて許容できるものになるのか。
よくよく考えて本当に転職すべきか考えてみてください。
自分ではなく転職エージェントを最大限に活用する
自分で行動を移すのに時間がかかるのであれば、転職エージェントに頼ってみるのと楽になります。
- 自分の希望に合った企業探しや
- 応募する会社の過去問情報
- 履歴書・職務経歴書の訂正
- 相手企業との日程調整など
面倒と思えることの大半はやってくれます。
布団の上で寝転んでスマホで転職サイトを眺めるだけでも、行動に移せない人にとっては大きな一歩になります。私も転職活動のスタートはそんな状態だったので、いきなりフルパワーで活動を始める必要はありません。
転職エージェントに連絡を取るという些細なことすら行動に移せないというのは、おそらく今の会社を離れたくないという気持ちがあるんじゃないでしょうか。
給料が良いとか、一部の人間関係に恵まれているとか。
今の会社に対して満足>不満になっている状況だと思います。
スマホで転職サイトを眺めるところから始めてみる
なんだかんだ言っても面倒くさいですよね。
でも、行動しないと始まらないんですよ。
もっとお金が欲しいとか、アイツと関わりたくないとか、こんな仕事やってられないとか不満がいろいろあると思いますが、自然とこれらの問題が解決されるのは数年先、もしくは解決されない可能性が高いです。
そこまで深く考えていなくても、とりあえず転職サイトか転職エージェントに登録してサイトを眺めてみるところから始めてみましょう。
その後の人生が大きく変わるきっかけになります。


