【体験談】生産技術の私が転職で年収100万円アップするまでの道のり

【体験談】生産技術の私が転職で年収100万円アップするまでの道のり

私は、とあるブラック企業で生産技術として働いていましたが、ホワイト企業へ転職しました。

結果的に年収は+100万円アップし、残業時間も激減、年間休日数も増えました。

新しい環境へ移ることは不安でしたが、結果的に転職して満足しています。

この経験が昔の自分と同じ辛い境遇の人たちの力になれるよう、私の実体験を踏まえながら転職の流れについて紹介します。

転職活動の前に何が原因で転職したいのかを考える

まず最初に、なぜ自分が転職したいのかを落ち着いて考えてみましょう。

転職を考える理由が、客観的に見てプラスの印象を受けることや、やむを得ない事情であれば特に問題はありません。

  • 自分自身ががもっとレベルアップしたい →プラス印象
  • 家庭の事情で居住地を離れる必要がある →やむを得ない事情

しかし、ほとんどの場合は何かしら今の状況に不満があり、職場環境や待遇を良くしたいのが本音だと思います。

例えば、以下の理由がよく挙げられますね。

  • 給料が低い
  • 残業が多い
  • 休日出勤が多い
  • 職場や取引先に嫌な人がいる
  • 勤務地が田舎すぎる

人によって転職を考える理由はいろいろですが、ここで注意したいことは不満の内容によっては転職ではなく部署異動を選んだ方が良い、ということです。

  • 給料に満足しているものの、人間関係や労働時間に不満がある

 →部署の異動で不満を解消できる

  • 人間関係や労働時間に満足しているものの、給料の低さに不満がある

 →働く会社を変えなければ改善されない

つまり、「自分が抱えている不満が会社を変えることで解消できるかどうか」が転職活動をする意味となります。

私の場合は休日出勤の多さ・給料の低さに不満があり、5個上や10個上の職場の先輩を見ても改善されないと判断したため、転職を考え始めました。

転職活動を始める:とりあえず転職サイトに登録してみる

自分が何に対して不満を持っているのかを考え、そのうえで転職に心が傾いてきたらまずは転職サイトへ登録します。

転職サイトはいろいろありますが、正直どこでも良いです。どのサイトでも同じ募集が出されていることが大半なので、大きな違いはありません。

私の場合はリクナビNEXTdodaに登録をしました。

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登録して作成するアカウント名はとりあえず適当でも大丈夫です。後で変更できるので、私は田中太郎などの適当な名前にして登録しました。

最初は目についた募集や有名企業など、気になるものをなんとなくクリックしてみます。どんな企業がどんな募集をしているのかを見てみるところから始めます。

転職活動を進めるとだんだんと分かってきますが、働きながら転職活動をするというのは思いのほか大変です。

まずは軽い気持ちでゆるく始めることをおすすめします。

いろんな募集を見ていると、だんだんと自分の経験が活かせそうな募集や興味がある募集が目に留まるようになります。

転職の決意が固まってきたら履歴書・職務経歴書を書いてみる

転職サイトの募集をある程度見たら、次は履歴書や職務経歴書を書いてみます。

「職務経歴書」といっても決まった書式があるものではなく、転職サイトの自分のプロフィールページに自分の経歴や経験、保有資格などを入力して登録するものです。

履歴書・職務経歴書

この履歴書や職務経歴書を見るのは、「企業の人事担当者」や「転職エージェント」になります。

内容をしっかり書くと、企業側から直接オファーが来ることもありますし、転職エージェントからはおすすめ企業の提案を受けやすくなります。

自己PRや実績などは具体的に数字を使って書くと、分かりやすいプロフィールになります。

  • 今の業務の概要
  • 自分ができること、やってきたこと
  • 生産性改善の実績

コンタクトを取ろうとしてくる人事担当者や転職エージェントは、あなたの領域が理解できる技術系の人間ではありません。

知らない人にもできるだけわかりやすく書くことを心がけます。

何度も追記・修正ができますので、後で気づいたことや漏れていた内容は何度でも書き足すと良いです。具体的に・分かりやすくを意識して書きましょう。

最後にブロック設定で、今働いている企業や関連会社をブロックします

今の会社に転職活動をしていることが知られるのは良くありません。

転職エージェントに連絡を取ってみる

職務経歴書を書いた後は「転職エージェント」とコンタクトをとります。

自分が受けたい企業に直接応募しても問題ありませんが、今後の転職活動を有利に進めるにはサポートが必要です。

転職エージェントの役割

  • 自分の条件に合った企業探し
  • 履歴書や職務経歴書のチェック
  • 面接日程の調整や面接の練習

転職エージェントとのコンタクトの取り方ですが、転職サイトのエージェント機能をオンにするだけです。

すると「電話やWEBで面談しませんか?」「こんな企業どうですか?」など、連絡が来るようになります。

↓以下はリクナビでの一例です。

オファーの一例

転職エージェント機能の利用は無料のため、フル活用していきます。

転職エージェントって何?どんな役割?転職を有利に進めるエージェントの上手な使い方とは

私の場合、最初は電話での簡単なカウンセリングでした。

「なんで転職活動をされてるんですか?」

「どんな職種・業界を希望されているんですか?」

「勤務地はどこを希望されていますか?」

複数のエージェントと話をしましたが、同情してくれる人や現実的な話をしてくれる人など、様々です。

お互い人間である以上は相性がありますので、今後も一緒にやっていけそうな人と引き続き連絡を取り合うことをおすすめします。

私は複数のエージェントと話をした結果、おそらく同年代だろうと思われる女性のエージェントを通じて企業探しをすることにしました。

転職エージェントを活用して企業探しをする

次は本格的に応募したい企業探しを始めます。

ねらっている企業があれば転職エージェントに伝えて応募しても良いですし、まだ決まっていなければ転職エージェントに条件を伝えて探してもらっても問題ありません。

私は転職エージェントに企業探しを依頼しました。
サイトに登録した時点で求人はいろいろ見ていたのですが、目移りしていたので以下の条件を伝えて企業探しをしてもらいました。

  • 生産技術や現職の分野が活かせる分野であること
  • 今よりも給料が上がる見込みがあること
  • 雪が積もりにくい土地であること

1回につき、5社前後の求人を見繕ってもらい、受けたい企業を探しました。
その間に作成した履歴書や職務経歴書にアドバイスを貰い、修正などを行います。

最終的に受けたいと思える会社5社に応募するよう、エージェントに依頼しました。

直接企業に応募せずにエージェントを通じて応募することで、その後の面接日程などのやり取りをエージェントに一本化できます。

企業A/企業B/企業C ⇔ エージェント ⇔ 自分

自分が連絡を取る相手はエージェント一人のため、各社の選考日程を自分で調整する必要がなくなります。

また、特別気を使って対応する必要もなくなるため、転職活動の負担が減ります。

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転職活動の1次面接・Webテストの対策

転職活動の最初は書類選考です。
選考に無事に通過した場合、転職エージェントを通じて連絡が来ます。

落ちた場合は素直に諦めます。

必要な経験や資格、学歴など、何かしらのスペックが足りていません。

受かった場合、次のステップは面接です。
本番の面接の前に転職エージェントと練習を行います。

練習では転職エージェントから面接の質問リストを渡されました。

質問リストは過去の転職者がその企業を受けたときに、実際にあった質問内容をまとめたものです。

ありがたく有効に活用しましょう。

このリストを元に転職エージェントと面接練習を3~4回ほどやりました。

私の場合は仕事が忙しかったこともあり、平日の夜に電話で練習を行いました。

また、面接日程が決まった時点で、忘れずに有給休暇を申請しておきましょう。
面接当日に慌てないためにも、スーツや革靴なども事前に確認しておきます。

Webテストの対策も行います。

対策と言っても勉強をするわけではなく、書店で対策本を購入して読むだけです。

エージェントからは「一回読むだけで20〜30点変わりますよ」と言われましたが、これはかなり実感がありました。

私の場合面接会場へ向かう新幹線の中で一回読んだだけでしたが効果は大いにあったと感じています。

転職活動の第一段階。1次面接・Webテストを受ける

私の受けた企業では、1次面接の日に会場でWebテストを受けることになっていました。

受ける会社によっては自宅のパソコンで Web テストを受けることがあるようです。

当日はちょっと早めに起きてスーツを着ます。

行きの新幹線で何度も練習した面接のイメージトレーニングをしたり、webテストの対策本を読んだりしながら相手企業へ赴きます。私が Web テストの対策をしたのはこの時だけです。

1次面接では複数人が同じ日に行われるようで、当日は同世代と思われるスーツ姿の人がたくさんいました。

実際の面接は1対1です。

内定後に分かりましたが、1次面接の面接官は私の上司になる人間(課長クラス)でした。

練習したかいもあって和やかな雰囲気で終わり、手ごたえを感じました。

転職活動の最終面接の対策

1次面接が終わって数日後、エージェント経由で通過の連絡をもらい、いよいよ最終面接の準備です。

複数の面接候補日を提示されたので、そこから自分の受けたい日にちを決めます。確定したらすぐに自分の会社に有給休暇の申請をします。

最終面接は平日に行われることが大半なので有休は必須です。間違っても有休を使いきらないようにしておいてください。

余談ですが、有休を頻繁に取得すると現職の上司は何かを感づくようです。

内定して退職の意思を伝える時に言われたのですが、今まで全く有休をとらなかった人間が急に有休をとり始めると、だいたい転職か女か家族問題だそうです。

話はそれましたが、最終面接は1次面接をさらに掘り下げた内容になります。

エージェントとは電話越しでさらに2回は練習をしました。

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転職活動の最終面接当日

面接当日は平日です。

普通の社員が会社の制服をきて仕事をしているなか、一人だけスーツを着て面接です。今までにない非日常でした。

最終面接は面接官が5人でした。

  • 人事担当
  • 人事課長
  • 人事部長
  • 配属される部の部長
  • 配属される課の課長

なんとも言えないプレッシャーのなか、40分程度面接は行われました。

ちなみに私は始めて受けた最終面接で一度失敗をしています。

対策したつもりでしたが、予想していない質問が飛んでくるとボロが出てしまいますね。正直ショックだったのですが、この失敗は確実に次の面接の糧になってくれたのである意味良かったと思っています。

【失敗談】最終面接で不合格。実際の面接のやり取りと気づけなかった重要ポイント。

転職活動の最後。採用・内定の通知

面接が終わり、数日後にエージェント経由で内定の採用通知が届きました。

嬉しかったですね。

人生の中で「合格」「内定」などを経験する機会が少なかったので、こういった結果は自分に自信をもたらしてくれます。

採用通知と同時に、待遇に関する連絡も来ます。
内容は勤務地、所属する課、業務内容、給与、手当などです。

満足できる内容であれば、入社の希望をエージェントを通じて連絡します。納得いかない点があれば、断りの連絡をして別の企業への転職活動を続けます。

現在働いている会社へ退職の意志を伝える

次は今働いている会社に退職の意思を伝えます。
人によっては面接よりも緊張するイベントかもしれません。

退職の意思を伝える場合、自分の直属の上司に話をします。

さらに上の上司や人事担当へは直属の上司が伝えてくれるので、自分で直接退職の意思を関係者へ伝える必要ありません。

そして、上司との面談や人事の面談が行われます。

そこでは退職の理由を聞かれますが、バカ正直に抱えている不満を伝えるのは避けることをおすすめします。

後になって分かるのですが、転職先の同僚に前の会社の同僚と知り合いの人間がおり、「○○って知ってますか?」と言われることがありました。

日本は広いようでせまいです。ましてや転職先が同じ業界の場合、どこで誰が繋がっているか分かりません。

今後の仕事を考えて、変な噂は立たないように立ち回りましょう。

また、不満の内容を相手に伝えて、逆に自分が不快な気持ちで終わることがあります。

「それはあなたが○○だから。」

「なぜ改善しようと行動をしなかったのか。」

理解する気のない相手に自分の思いは伝わりません。余計なストレスを増やさずに退職するためにも、必要以上の会話は避けるべきでしょう。

あとは引き続き業務や、引っ越しの準備など、次の会社へ移動する準備をします。

転職前後を比較してみて

話は変わりますが、数年経った今は給料が増えたことで生活に豊かさが増えました。

残業時間が減り、休日日数も増えたことでプライベートも充実しています。

仕事は始めて経験する内容もあり、最初は苦労することも多かったですが、今となっては何とかなっています。

転職活動をする前は転職先がさらにブラックだった場合どうしようと不安に思うこともありましたが、今となっては必要のない心配でした。

今の時代、コンプライアンスが厳しく見られる時代のため、パワハラや長時間労働は減りつつあります。

「会社を辞める」ということに対する考え方も、社会全体として良い方向へ変わりつつあります。

敷かれたレールを外れるのは勇気がいりますが、本当に将来に不安があり、転職をすることでそれが解決されるのであれば人勢を変える選択肢の一つに転職を入れてみるのをおすすめします。

やった後悔よりも、やらない後悔の方が後々大きく残ります。

人生一度しかありません。思いきって行動してみましょう。